こちらの記事はnote連載のものです!
はじめまして。
「タロウとYouごはん」というYouTubeチャンネルを運営している、Fujiyamall代表の中矢です。
私たちのチャンネルは、渋谷駅前などで外国人旅行者に突然声をかけ、日本食をごちそうする国際交流を軸にした“異文化食体験バラエティ”です。
今回は前回①YouTubeで収益を得られるしくみに続き、
「YouTubeをビジネスに活用したい」
「インフルエンサーとして活動したい」
という方に向けて、YouTubeの作り方について書いていきます。
一般的に語られる「タイトルの付け方」や「サムネイルの作り方」、「動画投稿の頻度」といった話は、書籍やネット記事で多く取り上げられていますので、ここではあまり触れません。
私のnoteでは、もう少し踏み込んだ“事業視点”でのノウハウをお伝えします。
YouTubeを観ている世代
Googleの最近の発表によると、日本国内のYouTube視聴者は7,000万人強。
10〜79歳の人口が約1億人ですので、実に7割の人(在住外国人を含む)が視聴していることになります。まさにモンスター級のメディアですね。
では、世代別に視聴者を見てみましょう。
総務省「令和5年 情報通信に関する現状報告の概要」にある世代別視聴率に、視聴者全体の比率0.7を掛け、独自に算出したYouTube視聴率のおおよその数値がこちらです。
- 10代:97.2%
- 20代:97.7%
- 30代:96.8%
- 40代:93.2%
- 50代:82.5%
- 60代:67%
これを世代人口に掛け合わせてみると、意外な事実に気づきます。
中年以降の視聴者が、かなり多いということです。

ニュース記事ではよく、
「国内YouTubeユーザーは7,120万人、全世代の87.9%!10代の視聴率は97.2%!」
出典なし、想像です
といったセンセーショナルな見出しが踊りますが、実際には10〜30代の利用者は全体の35.7%に過ぎません。
こうしたデータは、新製品やサービスの企画段階でよく使われるマーケットリサーチでもおなじみです。
「まぁ予想はついてた」という方もいるでしょう。事業計画の基本中の基本ですからね。
やってみて気づいた世代特性
そして「タロウとYouごはん」を運営してわかった、もうひとつの世代特性があります。
それは
無料で様々なコンテンツが楽しめるYouTubeは、65歳以上のリタイア世代が非常によく見ているということ。
コストがかからず、暇つぶしできますから。
当チャンネルでも、65歳以上の視聴者は全体の15〜22%程度。さらに、視聴時間が他の世代より長い傾向があります。
YouTubeは運や感覚だけでなく、数字の裏付けをもとに戦略を立てることで、再現性のある成長が可能になります。
「まぐれ当たり」ではなく、「狙って当てにいく」ことが長く続く成功への近道ではないかと考えます!