人気YouTubeチャンネルの作り方① YouTubeで収益を得られるしくみ

こちらの記事はnote連載のものです!

 

タロウとYouごはんの挑戦

はじめまして。「タロウとYouごはん」というYouTubeチャンネルを運営しているFujiyamallの代表、中矢です。

私たちのチャンネルは、渋谷駅前などで外国人旅行者にいきなり声をかけ、日本食をごちそうする、国際交流を軸にした異文化食体験バラエティです。

 

2年半で見えた景色

2022年10月にスタートし、おかげさまで2025年3月には登録者10万人を突破。
今では12.5万人、月間再生数は600〜1,300万回、平均再生時間は11分と、大きく成長しました。

私たちは長尺(横型・平均30分)とショート(縦型・1〜3分)を組み合わせ、長尺は1本あたり8〜10万再生、ショートは25〜30万再生が平均。中には100万再生を超える動画も少なくありません。

 

YouTube収益のリアル

YouTubeは、「登録者が多いほど稼げる」というイメージ、ありますよね。
確かに間違いではありませんが、実際には登録者数と収益は直接比例しません

YouTubeで稼ぐ方法は、大きく分けて2つ。

    1. コンテンツに流れる広告で稼ぐ

    1. 案件(スポンサー)で稼ぐ

今回は「広告収益」に絞ってお話します。

 

収益化の条件

YouTubeで収益を得るためには、まず次の条件を満たす必要があります。

    • チャンネル登録者数 1,000人以上

    • 以下のどちらか
       ・過去365日間の長尺動画総再生時間が4,000時間以上
       ・過去90日間のショート動画再生数が1,000万回以上

このハードルを超えるチャンネルは全体の10〜15%程度。
私たちが達成した「登録者10万人」は、全体のわずか約0.4%です。

条件をクリアすると、広告主からGoogleを通じて広告収益が支払われるようになります。

 

収益を左右するのは「再生時間」

広告収益は8分以上の動画で有効になり、動画内に挿入される広告の回数で決まります。
たとえば、同条件(平均視聴率30〜40%)で比較すると収益順はおそらく

    • 10万人登録・30分動画・10万再生 → 高収益

    • 1万人登録・15分動画・20万再生→ 次に高収益

    • 100万人登録・30分動画・5万再生 → 3番目高収益

    • 10万人登録・90秒ショート・200万再生 → 収益は長尺よりかなり低い

    • 100万人登録・90秒ショート・100万再生 → 尺・再生数的に一番低い

となると体感しています。

つまり、長尺での再生時間が長いほうが圧倒的に有利。登録者数だけでは稼げません。

 

それでも登録者は大事

ではなぜ登録者数を増やす必要があるのか?
理由はYouTubeの「おすすめ表示」の仕組みにあります。

新しい動画を出すと、まず登録者に通知が届き、YouTubeトップに表示されます。
登録者が多いほど初動の視聴数が増え、それがアルゴリズムを刺激し、非登録者へのおすすめ表示が拡大します。

100万登録者クラスなら別ですが、多くのチャンネルにとっては登録者数が初動を左右する重要な要素なのです。

 

ショートをやる意味

「ショートは収益が低いのに、なぜやるの?」と思う方もいるでしょう。
私たちの場合、理由はシンプル。登録者獲得の入り口だからです。

ショートは再生されやすく、長尺より多くの新規視聴者に届きます。
私たちはショートを長尺のダイジェストとして活用し、同じ題材で短尺→登録者獲得→長尺視聴→収益獲得という流れを作っています。

 

私たちの勝ちパターン

この戦略が成立しているのは、私達のコンテンツが

    • 長尺が受け入れられている

    • 登録者数に対する平均再生数が高い

    • コンテンツがショートにも切り出しやすい

という特性があるからです。

 

収益は広告だけじゃない

チャンネルが育てば、商品紹介などの案件収入も得られます。
つまり、YouTubeで収益を伸ばすには、広告収益と案件の両輪で回すのが理想。

 

成功にセオリーはないが、基本はある

再生数や登録者は運にも左右されますが、「戦略を持ち、試行錯誤を繰り返す」ことは誰にでも共通する土台です。私たちも数えきれないほどのトライ&エラーを重ね、その中で少しずつ“勝ちパターン”を見つけてきました。

これからYouTubeやTikTokで収益化や影響力を目指す方にとって、私たちの事例はそのヒントになれるはずです。広告収益、登録者数、ショートと長尺の組み合わせ──これらをどう戦略的に組み合わせるかで、結果は大きく変わります。

ぜひ、今日から自分のチャンネルにもこのような”小さなチャレンジ”を取り入れてみてください。大切なのは、完璧に始めることではなく、小さくても一歩を踏み出すことです。

このNoteでは、今後もYouTube運営に役立つ情報や、現場で得たリアルな知見を発信していきます。感想や質問をいただけると、次の発信の励みになります!

YouTubeやコンテンツマーケの相談も受け付けています!

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